コンプレックスとソフィスティケイテッドの語感

コンプレックスとソフィスティケイテッドの語感について。

コンプレックス(complex)という英単語はよく「複雑な」と訳される。
ソフィスティケイテッド(sophisticated)という英単語はよく「洗練された」と訳される。

日本語の語感としては、「複雑」と「洗練」は反対の意味を持っているように響く。
複雑なものとは、要素が多く混沌としていてまとまりが見いだせないようなもの。
洗練されたものとは、要素が無駄なく整理されていて単純さの中に深みを感じさせるようなもの。

ところが英語での complex と sophisticated の使われ方を見ていると、どうもこのふたつは同じようなニュアンスを持つ言葉であるようだ。

complex は、複合的で込み入ってはいるが全体として綿密に計画されたものを意味する。
sophisticated は、精巧緻密で高度に手の込んだ凝ったものを意味する。

例えば宇宙は、コンプレックスかつソフィスティケイテッドなのである。

一方、日本語の「洗練」から感じる、単純であることが高度であるという価値観は、日本的あるいは東洋的なものなのかもしれない。

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