Object-Oriented

オブジェクト指向という言葉はどこかで聞いたことがありましたが、その意味はほとんど分かっていませんでした。調べても難しくてよく理解できなかったのですが、要するに、オブジェクトを重視しろということだと思いました。

オブジェクトという英単語は僕の中ではサブジェクトという単語と対になっていたので、サブジェクトよりもオブジェクトを中心に考えろということだと解釈しました。サブジェクトは文脈的ですが、オブジェクトは宣言的です。サブジェクトは暗示的で、オブジェクトは明示的です。サブジェクトがリンクだとすれば、オブジェクトはノードです。サブジェクトが事なら、オブジェクトは物です。つまり事よりも物に着目するということです。

このように僕の場合、プログラミングの方法論としてではなく、物事を整理したり組み立てたりするための考え方として、オブジェクト指向というコンセプトをまず認識したのでした。

僕の作った実験サイトは、実際にはオブジェクト指向というよりも「構造化されている」という程度のものでしたが、ユーザーインターフェースの実装に関して、次のようなオブジェクト指向に繋がる考え方を学習するきっかけになりました。

  • 共通の部品は使い回す
  • 使い回せるように一定の部品の集合で全体を構成する
  • 部品は文脈に依存せずに存在できるようにする
  • 部品は部品によって呼び出される
  • 文脈はその呼び出し方によって決定され、文脈に応じて呼び出される部品の状態が変化する

こういった手法は、特に勉強などしなくても、あるシステムの構造を効率化して、なおかつ柔軟性を最大化しようとすれば、自然に導出されるものであるはずです。つまりあらゆるデザイナーにとって基本のノウハウと言えるでしょう。

僕が特に重要だと考えたのは、文脈をユーザーに解放するということでした。システムは自身の機能を体現するだけで、使い方をユーザーに指示するべきではないと思いました。ある道具が役に立たないとすれば、それはその道具が状況に適していないだけで、ユーザーの使い方が悪いのではないはずです。

物それ自身がありのままの状態で状況とのマッチングを待っている、というのが、僕の解釈したオブジェクト指向の世界でした。

そしてユーザーインターフェースもそうあるべきだと思いました。

その頃はまだ、ポリモーフィズムとかカプセル化とか継承といったことについては何も理解していませんでしたし、いわゆる OOUI と呼ばれるデザインメソッドの存在など知る由も無かったのですが…

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